ルッソGM卓 「鬼道の妻」
道標詳細
[PC甲]
初期因縁:藤原頼長(恩義)
初期喪失:己の意志(魂魄の20)
推奨分限:貴族、娼妓、孤高、稀人
初期目的:幸せになる
あなたは政治の道具として、鬼の重役たる茨木童子と祝言を挙げることとなった。
それは、あなたの絶世の美貌によるものであり、時の左大臣、藤原頼長の養子であるための定めであった。
本当の両親を失ってのち、その美貌をみこまれ養子に入って以来、こうして道具として使われることは覚悟していた。その相手が鬼とは思っていなかったが。
だがもしも、茨木童子という鬼が恐ろしい風貌をした人食い鬼だったとしても……優しいところがあれば、本当の家族にもなれないだろうか……
[PC乙]
初期因縁:藤原頼長(主君)
初期喪失:仕える人(生様の15)
推奨分限:武士、貴族、式、影司
目的:甲を守る
あなたは甲の幼馴染だ。
幼き頃より甲に仕え、いつか祝言を挙げ離れていく時まで、己が命をもって守ると誓った。
人であれば良かった。人でさえあれば。
幸せを願って送り出せたろう。胸を張って喜べただろう。
あきらめもついたろう。いざとなれば討ち入ってでも取り戻せただろう。
……祝言が終わるまで。それが自分が甲の近くにいられる時間。
その間だけでも守りきらねばならない。
[PC丙]
初期因縁:茨木童子(畏怖)
初期喪失:本当の自分(魂魄の18)
推奨分限:人鬼、異形、大妖、式
目的:甲を食う
あなたは茨木童子の側近だ。
かつて人食い鬼として恐れられていたあなたは、茨木童子の力に恐れをなし、その傘下に入った。
いつしか、茨木童子の側近にまで上り詰めるほどに力をつけたが、そこにかつての異形の姿はなく、大江山を形作る枝葉でしかなかった。
それでも茨木童子に叛逆することなど考えられなかったが、その日、丙は思い出した。
主君とつがいになるという人間、その美しさ、香り……なんと食欲をそそることだろう。これがそう、一人の人間を食らう「鬼」としての姿なのだ。
[PC丁]
初期因縁:茨木童子(恩義)、藤原頼長(恩義)
初期喪失:視力(血脈の2)
推奨分限:呪験、神、変化、影司
目的:祝言を成立させる
あなたは、甲と茨木童子の祝言における仲人役だ。
茨木童子ならびに藤原頼長の双方に面識ーーーひいては借りがあるため、役目を受けることとなった。
この祝言はとても危うい。人とそれ以外が交わることをよく思わないモノは多いのだ。
それらから守り続けるというのは、ただ借りを返すためだけでは軽いかもしれない。
そこからさきは個人的な興味だ。貴族の姫と酒吞童子の右腕、それら交わり何が生まれるのか…
(各項目は修正が入る可能性がありますこと、ご承知ください)