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つきみGM卓 「月草の うつろひやすく 思へかも」

​道標詳細

[PC甲]​

初期因縁:善女龍王への[恩義]
初期喪失:真の力(血脈)
初期目的:自分のできることをする。
 あなたは何もかも失った。人望、地位、そしてあると信じていた。何もかもないと思い、泉に身を投げようとしたところ、善女龍王に声をかけられた。
 話をしているうちに、いつしか喪失感は消え失せ、今では善女龍王の元で働いている。この人の元では生きてていいのではないか。
 なればこそ、龍王に対する噂、そして大祓の儀による呪詛が広まれば、また龍王が傷つくだけだ。そんなことはあってはならない。なんとしてでも、この度の呪詛を止め、噂を広めている奴の居所を突き止めなければならない。

[PC乙]
初期因縁:物部守屋への[利用]
初期喪失:大切な記憶(魂魄)
目的:自分の想いを捨てる。
 あなたは大切な想い、記憶を形代に封じ込めた。もう何も思い出すことはない。ただ心にあるのは、どうしてもこの気持ちを、意志を捨てなければならないということ。
 その為に、あなたは物部守屋の助言を受け、こうしてかつてのことを忘れられている。そのためには、今仕えている主に、穢れではなく「想い」を祓ってもらうことが必要だが、なに、いつもと変わらないだろう。それに、どんなに被害が出たってかまわない。
 あなたはこれから何もかも捨てて、自由になるのだから。

[PC丙]
初期因縁:善女龍王への[警戒]※独自因縁作成ルールにより作成
初期喪失:居場所(生様)
目的:PC乙がどうなっているのか真実を知る。
 あなたはPC乙を知っている。主、というよりは技術の師匠に近い。それなりに仲良くやってきたし、いつか己の技で師匠を打ち負かしてやるはずだった。なのに数日前からPC乙の様子がおかしい。まるであなたのことを覚えていないようなのだ。あんなに「お前が超えるのを楽しみにしている」と言っていた師匠はどこに行ってしまったのだろう。
 そんなとき、神泉苑での大祓の儀に対する不吉な噂を耳にした。もしかして、そこで何かあったのではないか。神泉苑といえば、PC乙が仕える善女龍王の住まいではないか。もし噂が本当だとしたら……。これ以上、何も失うわけにはいかない。いつの間にかあなたの身体は勝手に飛び出していた。

[PC丁]
初期因縁:物部守屋への[相棒]
初期喪失:信仰(オリジナル)
目的:信仰を取り戻す。
 あなたは古より社に祀られていた神、もしくは精霊である。朝廷とも物部守屋とも適度に距離を取り、またそれなりに信仰を集めていた。はずだった。
 しかい、数日前から参拝者がぱったりと途絶えてしまっている。元々多い方ではないが、それでも奇妙なほどに静かだ。丁度物部守屋に会ったので確認してみると、善女龍王が何か企んでいるらしいと聞いた。都に広がる妙な噂はそれが原因だろうか。それにしても、都を滅ぼしたとて、なんになるというのだ。
 まあいい、少なくともこの噂が真実となれば龍王の信仰は薄れ、また信者たちが戻ってくるだろう。

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