演目之筋：

　時は魔縁、暗雲の世。あやかし跋扈せし平安京での物語。

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　現在の京の都は、鵺の齎す暗雲によって常世から隔離されている状態にある。
妖辻を通して物資は運び込まれるものの、限定的な輸送故に、十分に行き届かず民が飢える事もしばしばあり。
そのような事態を見かねた稀人が技術を齎し、京では新たな保存技術「缶詰」なるものが流通し始めた。

 

　どんな物も日持ちさせる素晴らしい技術と音に聞くその「缶詰」。
しかし現在は生産から流通までの全てが茨木童子の手中にあり、

売るも買うも妖怪にしか許されなかった。

 

　その謎多き「缶詰」に一つの異物が混入した事をきっかけに、
因縁に絡め取られし者たちは、平安京の裏側に近づく事となる。

 

　時は魔縁、暗雲の世。人食いのあやかし跋扈せし平安京での物語。

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・道標概要
　甲：京に住まう平民。己の大切な人間の行方を探す者。
　乙：甲の友人。甲の心が安らぐ事を願う者。
　丙：ある時、缶詰の中に異物……「指輪」が混入しているのを見つけた妖怪。指輪の持ち主を探す者。
　　※血脈限定：人ならざるもの
　丁：貴族、或いは陰陽師に仕える密偵。「缶詰」の秘密を狙う者。